*患者様の疑問にQ&Aでお答えしています。  
1.矯正治療期間はもっと短くなりませんか?
1.抜歯をした場合、
  そのスペースを閉じるために歯を動かさないといけません。
 誰でも歯が植わっている周りの骨を溶かすための細胞が出現して歯が動きます。若い人ほど細胞の活性が旺盛なので歯が動きやすいのはそのためです。とは言ってもいくら急いでも、歯の動くスピードにも限界があるのです。一般に歯を移動する距離が長い程、当然、治療期間も長くなります。

 
2.各医院によって矯正治療の費用に差があるのですか?
2.基本的に矯正治療は自費治療となっています。
 
(ただし特定疾患と外科手術を行う患者を除いて)
 それでその治療費は各医院にて自由に決定して良いので、患者さんも戸惑ってしますわけです。しかし安いから悪いとか、高いから良い治療と考えるのは軽率です。やはり、矯正治療は相談された先生との契約となるわけですから、先生が信頼できるかどうかを確認して、しっかりと治療方法、治療費について納得した上で治療を始めるべきだと思います。

 
3.矯正治療に保険が使えるのですか?
3.現在のところ、矯正治療は国が認める特定疾患の不正咬合(唇顎口蓋裂など)と
  外科的矯正手術を行う不正咬合(顎変形症)のみ保険で矯正治療を受けることができます。
 ただし、顎変形症の矯正治療の保険適応はどこの歯科医院でもできるわけではなく、顎変形症施設基準適合医院のみです。しかしだいたい保険治療は総額180万円ぐらいですので3割負担の場合、単純に180万 × 3割=60万円ぐらいの負担出費となります。これは全国どこでもだいたい同じ費用なので、一般的に矯正料金が高い、東京では安く、矯正料金が安い地方では高く感じます。それで保険治療だから安いと思うのは早計です。そこの所をよく先生と話し合ってみて下さい。

 

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