2007/12/08 (土)
認定医は誰のため!
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今日は、また、難しい問題です。
一昨日の朝日新聞等に昭和大学第一内科の医師5名が日本内科学会の認定医の試験には、自分が主治医として入院患者さん18名分の診療記録を提出する必要があるところをまったく自分の主治医とは関係のない患者さんの名前を書いて提出していたそうで、認定医を取り消しと3年間の認定医の再受験を認めないことになったそうです。
命に関わる医師の不祥事件については、報道関係は敏感ですが、やはりあまり命に関わることの少ない歯科医師については、報道関係も国民も感心がないようです。しかし、人間の心にある邪悪な気持ちは、どの世界でも同じです。
歯科界さらに小さな矯正歯科界にも多数の認定医制度があります。その中でも一番大きく、大学主導の日本矯正歯科学会から認定される全国の歯科大学から輩出されています。
この認定医制度も各大学の歯科矯正講座の裁量に任せられており、今回、問題になっている医学部・内科の認定医と同様に、不正が行われています。ただ、命に関わらない矯正歯科ですので、問題になりにくいのでしょう。しかし、最近の政界、建築業界、食品業界、医療の荒廃は、人間の根底の荒廃の現れでしょう。
みんな、自分一人でも、人に流されないで、誠実に生きてくださいね。 |
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