おおき日記
○×日記です。
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2020/01/31 (金)
生き甲斐!
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早くも今年の一月が終了しました。2月は逃げる!3月は去る!と言われます。
今年も歯並びの相談を受けていますが、私は相談の段階ではあまり口の中を診ることはありません。観察するのは、患者さん自身が何を気にされているか?、患者さんの性格は?患者さんの置かれた環境は?患者さん社会的な立場は?経済的な環境などです。
中々、患者さんの真の姿を知ることは容易ではありませんが、話を続けていくことで、たくさんのことがわかってきます。私はあまり書物を読みませんが、初めてお逢いする患者さんと話をすることから、読み取れることは本を読むことより、大変、興味深く、本当に楽しいものです。
いろいろな人生があり、いろいろな悩みがあり、歯並びの悩みは当然ですが、実はその後ろに隠れた悩みの方が大変、深刻なことがあります。
歯科医院なんて、その患者さんの性格や環境をを知ることは必要なく、ただ歯の治療に専念すればいいと思っている歯科医師は少なくありません。
そんな治療なんて面白くも全くありません。やはり歯の治療する上で、その患者さんを知ることは、その後の治療に大きく影響してきます。やはり血の通った人間を治療するのですから、その人をよく知って、その人に最適な治療を選択して、幸せにしないと、自分も幸せにならないと思っています。
そのためには治療の引き出しをたくさん持っていることが必須条件となり、しっかりと勉強し研修、経験を積まないといけません。そういう意味で、最近の若い先生の考え方は、経営だけに走っているように感じます。そんな治療を続けていると、生き甲斐なんて生まれてこないと思います。生き甲斐のない人生なんて、生き続ける意味がありません。
きっと最後、後悔すると思います。その犠牲になった患者さんがもっとかわいそうです。
私も若い頃は、治療だけに専念し、患者さんを人間として観てなかったと思いますが、これは間違いでした。私の矯正臨床の師匠であり、大先輩である藤田先生は、”患者さんは、自分の愛する人、かわいい子供だと思っていれば、自ずと良い治療を提供することになるでしょう”といつも言われていました。私が今、あるのは藤田先生のお陰です。いつも感謝しています。ありがとうございます!
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