2007/08/24 (金)
自己評価の弊害
|
|
|
今、大学は法人化が進み、教職員の評価をあらゆる面から査定し、客観的な評価を行おうとしています。その評価によって給料は任期も決めてしまおうと言うことです。
確かに、個人評価は重要です。但し、その評価が本当にその人を表す正しい評価であるかは不明です。
みんな頑張って評価を上げようと必至になっています。その反面、その行動は評価の対象にはならないと判断した場合、まったくやる気を無くしてしまいます。つまり評価されない遅くまで残って学生の指導など、明らかに表に出てこないものは評価されません。ちょうど、小中学校の現場の先生が残って、子供達のために頑張っていても、教頭や、校長になるための実績にはならないと同じ事です。大学でも要領の良い(効率の良い仕事をこなす)先生のは、講師、准教授、教授とエリートコースを上っていきます。しかし、学生の指導者としては失格していることも多いものです。学生達には心より尊敬される先生であってほしいし、患者さんにもこころより信頼できる先生であってほしいですね。
少なくとも私はそう思います。この何も信頼できな世間では、貴重な存在ですね。 |
|
|
|