2016/09/23 (金)
矯正治療の後始末!
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このところ他院で矯正治療を行った患者さんの来院が多くなっています。良く話を聞くとやはり矯正治療の上っ面だけを講習会などで習得し、容易に治療を行っているケースが多く、矯正臨床の基礎をしっかり勉強されていません。
歯科経営の一つのツールとしてのインプラントなどの自費治療と同じように矯正治療を行われています。
結局、歯並びだけをならべることが矯正治療の目的と勘違いされています。主治医も患者さんも同じように素人の範疇に入り、見かけだけを治すことで、自分も患者さんと一緒に満足しているようですが、しっかりとした患者さんであれば、その治療がおかしいと感じるもので、それを先生に問いかけると、逆ギレされ、先生と顔を合わせることが辛くなり、セカンドオピニオンを求める結果になります。
中途半端に矯正治療を施された患者さんは、特に抜歯をされた矯正治療の後始末は、本当に大変な治療となります。中途半端に綺麗になっているため、患者さんの矯正治療に対するモチベーションは下がっており、これ以上の長い治療期間や治療費は患者さんを引っ張って行くには、こちらにも相当な負担がかかってきます。
いくら患者さんが死ぬようなことはなくても、下手に矯正治療に手を出さないで欲しいものです。 |
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