おおき日記
○×日記です。
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2005/10/19 (水)
日本矯正歯科協会の記事
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今朝の読売新聞に日本矯正歯科協会(JIO)の認定医審査について掲載されています。マスコミに取り上げられることは、一般大衆にアピールするには一番効果的な方法だと思います。
矯正専門医からなるこの日本矯正歯科協会の認定医審査は仕上がりの良い100症例を提示し、その中から5症例を選出し、第三者委員を含む審査委員5名にて審査、試問を行い判定します。
一方、大学主導の日本矯正歯科学会の認定医審査は大学に在籍しないと取得できない認定医で、30症例を呈示しますが、結局、その中の10症例から1症例、自分が選んだ1症例、計2症例が審査されます。今、問題になっていることは大学自体に患者さんが少なく、最初に提示する30症例が自分が治した症例でなく他人から名前を借りてきた症例になっていることも多く、実際、審査される2症例は自分が選んだ自信症例であり、その本人の実際の実力を判定する基準にはなりにくく、そのレベルもどんどん下がっています。つまり日本矯正歯科学会(日矯)の認定医はあまり指標にはなりにくいと言うことです。
ちなみに私も日矯の認定医、指導医も持っています。
大学の役割は臨床だけでなく、研究、教育を担っております。つまり、研究、教育だけを行っている先生が臨床を教えているところに問題があります。この問題は大学という大きな傘に隠れてしまっています。一般の患者さんには大学という名前に診てもらって安心しています。しかし、大学の先生はピンキリです。教授だから安心、若いからだめということでもありません。大学の体質、つまり教授の権力集中、臨床、研究、教育を一人で握ってしまう体質を変えない限り、特に臨床は向上しないでしょう。
”神の手”をもつと言われている脳神経外科医の福島教授が言われていましたが、医者は患者さんを自分の一番愛する家族と思って治療をするべきだと、このことは私の臨床の、いや人生の恩師である九州歯科大学の歯科矯正科の藤田 邦彦助教授がいつも言われている言葉です。 |
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