おおき日記
○×日記です。
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2015/04/12 (日)
セカンドオピニオン!
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先日、矯正治療のセカンドオピニオンを求めて女性の患者さんがお見えになりました。岡山市に在住していたときに、歯並びが気になって、矯正単科開業の医院の門をたたき、矯正相談を行ったそうで、本人自身、歯を抜いて矯正治療をしたくない旨を話したところ、それでは非抜歯で矯正治療を始めましょうということになったそうです。その後、矯正装置を装着しましたが、数ヶ月で北九州市(実家)に転勤になったそうです。北九州の矯正歯科医院を紹介され、装置をつけたまま、その医院を訪れたところ、予約した時間から3時間待ってやっと診療の順番が来ましたが、すこし気分を害していたところに、歯を抜歯をしないとだめ、レントゲン的に問題があるので、大学に行って診査してもらって下さいと言われ、自分の意思で、小倉の矯正歯科を選択し、再度、受診。
そこではこのまま非抜糸で治療を行いましょうと、すこし装置を付け替えたところ、咬めなくなり、その状態を訴えたところ、気のせいだと言うことで、帰されたそうです。
最終的に、私のところに来院され、今までの経過(上記)などの話を聞きました。
私が気になるのは、まず岡山市の矯正歯科の先生の診断、治療方針に問題があることです。患者さんが、歯を抜きたくないと言っても、歯を抜いた場合と抜かない場合のそれぞれのメリット、ディメリットをしっかり説明すべきで、専門医として自分はこれが良いとアドバイスをするべきだったと思います。
患者さんは歯を抜かないで矯正治療は出来るならば、それを選択するでしょう。患者さんを医院に取り込むため、”当院は非抜歯治療を行っています”と謳っている医院も多く、その治療に問題が生じているのが現状です。
矯正治療はたとえ失敗しても死に到ることは少なく、これが患者さんも先生もイージーな考えになる要因です。
歯科医院の経営が難しい都会では、保険治療ではやっていけず、インプラント治療特に矯正治療に手を出す傾向にありますが、簡単な矯正の講習会を受講し、よく分からず、いい加減な治療をやっている医院も少なくありません。
患者さんの立場ではなく、自分自身の立場しか頭にはなく、ダイレクトメールには、矯正患者さんを15分間で獲得する方法を教える講習会もあるほどです。治療ではないですよ。説得方法です。
何という時代でしょうね。私も言える立場ではないですが、矯正専門医でも問題のある医院もあります。その医院を選択するのも患者さんの責任でもありますので、よく調べて受診して下さい!
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