おおき日記
○×日記です。
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2007/10/10 (水)
歯科医師の増加
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厚生労働省は最近の歯科医師の増加に伴って、これを回避するために歯科医師の国家試験合格率を下げることを考えているそうです。しかし、現在ある全国の歯科大学を29校に増やしたのは、開咬を認可した厚生労働省(文部科学省?)ですね。
毎年、2400名前後の歯科医師が生まれています。歯科診療所の数は66732施設(H17現在)、その内、矯正歯科標榜は19142施設、(28.7%)です。この調子で行くと、全国に歯科医院が溢れて、歯科医療は崩壊しかねません。
どうしてかと言うと、歯科医療といっても、経営もしないといけませんので、一施設当たりの患者さんが減ると、矯正治療やインプラント処置など自費治療をしないとやっていけないようになります。それなりの技量を持った先生がやっているならば問題ありませんが、患者さんに付け焼き刃的な治療を提供することになると、それこそ医療の崩壊、不信を招き、歯科医療に対する国民の信頼が無くなってきます。
結局、この状況を乗り越えることができる医院は、患者さんサイドに立った医療を行い続ける施設だと思います。
今から、歯科大に入学する若い人たちは、もう歯科医院が大もうけをするという概念を捨てなければいけません。現在の風潮は金儲けが出来るということが先行し、それぞれの職業が本来もっている特色で、選ぶのではなく、金儲けが出来るかどうかで選んでいる傾向があります。結局、優秀な若者は医師や歯科医師、弁護士、IT事業家などに集中してしまい、その能力をくだらない事に消耗しています。もっと高い次元に志を置いて、大学や仕事を選んでほしいですね。将来、生活が出来ないといけませんが、そんなに贅沢する必要は無いのです。生き甲斐をもって生活する方がどんなに楽しいか、知ってほしいですね。 |
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