2004/10/10 (日)
コンバット!!
|
|
|
この連休に久しぶりにレンタルビデオ屋に行ってみました。驚きです!そのビデオの数の多さに。結局、1時間かけて借りたビデオはと言うと“コンバット”シリーズでした。なにそれ?という方は若い世代です。私の医院のたった一人の衛生士さんも当然、知る由もありません。
さて、この“コンバット”は第二次世界大戦中のドイツ、イタリアとアメリカ軍(連合国軍)との戦いをアメリカ中心に描いた作品で、主人公であるサンダース軍曹が戦いの中でいろいろなことを体験するもので、私が小学生の頃、その軍曹に憧れてよく機関銃を持って遊んだものです。
改めて、見てみると子供の頃に帰ったようです。しかしドイツ軍がやられているのを何の疑いも持たず、見て喜んでいた自分が若かったなあと感じました。今、感じることは戦争って言うものは残酷であり、なんと人間は愚かなんだろうと感じています。ということはその当時、アメリカではこの作品を戦争批判に使っていたのだろうかと思ってしまいます。このシリーズのどの作品を見ても、いつ死ぬか分からない状況でそれぞれの人間を描いています。戦争で殺し合うのはいつも下の兵隊だけです。しかし上層部と兵隊に挟まれた中間職であるヘンリー少佐の苦悩もあり、リーダーの決断がいかにその部隊の運命を左右するかそれを考えるだけでぞっとします。
映画ですから今と同じように毎回,出演する役者は死にません。画像がカラーでなく白黒である分、またお金がかかっていない分、それぞれの出演者の演技が光って逆に迫力があります。黒澤監督のシリーズに似ています。皆さん、何となくわかるでしょ!
今の私の院長としての境遇をこれに当てはめると(比較すること自体、おこがましいですが)、リーダーとしての責任の重さを感じます(ほんと〜か)。本当にコンバットのような時代でなくて幸せだと痛感したお休みでした。
|
|
|
|