2019/02/25 (月)
愛のない治療!
|
|
|
先日、矯正の相談に来られた54歳の女性の患者さんの話です。
歯並びが気になったと言うことで、インターネットで検索し、一番最初に出てきた歯科医院(有名)が良い歯科医院と判断し、その医院を受診したそうです。
そこでは今流行のクリアライナー(ブラケットを装着しない透明なプレート)で矯正治療を行う医院でした。
契約書にサインし、早速、プレートを装着したそうですが、粘膜など痛みが生じたので、このまま続けられないかもと思い、中止出来るかどうかを相談したところ、契約書には返金は出来ませんと書いてありますが、こんな事情ですので、1/3を返金しても良いかもと!? ちなみに矯正料金は100万円でした。
彼女はもうすでにこの治療費をローンを組んで支払ったそうです。そこまで治したいと思ったのでしょうが、私が言いたいのは、先生の患者さんに対する愛が無いと言うことです!
他院で矯正治療を行っていた患者さんが大勢、来られますが、皆、主治医からの愛を受けていません。つまり治療自体がベルトコンベアーに乗せられた患者さんになっており、そこには、それぞれの患者さんの人格はなく、上顎前突、下顎前突、叢生など症例だけの認識で治療を行われているのです。それも治ればまだ良いのですが、主治医自体、矯正治療の本質を知らずに、何をしているのか分かっていないのが状況です。
治療には患者さんそれぞれに愛が必要ですなんです! |
|
|
|