2007/06/16 (土)
命!!
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日曜日に、私の同級生に会いに大分に行ってきました。高校と大学の同級生で、歳も同じ今年55歳です。
と言うのも、その彼が膵臓癌だと聞かせれたからです。あまり聞かないかも知れませんが、良く探すと身の回りで、このガンになった方は意外と多いのに気がつきます。
この膵臓の病気は他の臓器と異なり、背中の奥にあり、あまり表に症状が出てこないと言うことです。それで分かったときは、かなり病状が進行していて、手遅れになることが多いと事です。
同級生に会うまで、会ったときはどのような態度で接しようかと迷っていましたが、実際、会ったときはまったく普通の人と代わらないくらい、顔色も良く、痩せてもなく、今まで悩んでいたことが嘘よようでした。最近の出来事など、関係のない話をして、ごまかしていましたが、ついに私の方から本題に切り込んでみました。
実は、今はお腹の痛みを紛らわすために、痛み止めを打っているそうで、それで普通の生活が出来ているそうです。やっとその深刻さが分かってきました。
やはり余命2〜3カ月と言われたことが、本当ではないかと思うようになりました。
私に出来ることは何か考えましたが、そう簡単にできることではありません。彼の気持ちには絶対に成り得ません。
逆に私が彼の立場であれば、どうだろうと考えると、恐らく、今の内に出来ることはやっておこうなんて考えないと思いました。落ち込んで、落ち込んで、毎日、泣いて居るかも知れません。誰でも、生まれてきたら遅かれ早かれ、必ず死ぬことは分かっています。しかも自分一人だけで、死んでいくのです。
彼の存在を認めてくれる、彼がこの世に居たと言うことを忘れないことが、私たちに出来ることだと思いました。それがたった一人だったとしてもそれが重要だと。
逆に、自分も亡くなったときに、自分の事を悲しんでくれたり、泣いてくれたりすることで救われそうに思います。
また、近いうちに彼に会いに、大分に行きます。
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