おおき日記

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2006/09/30 (土)  美しい日本!
 日本矯正歯科学会が認定する、大学等の指定研修医療機関に最低5年在籍し、その期間に30症例の治験を得た上で、その中から自薦の1症例と学会から指定される1症例を提出して、その1症例にて認定医審査を受け、合格したら、晴れて矯正認定医になります。
 以前から、この認定医の取得方法が問題になっています。大学病院での研修医一人当たり、5年間に治療する患者さんが30名も達しないと言うことと、その患者さんの中に本格的な矯正治療が始められない乳歯を残した幼児も入っていると言うことです。
 そこで、その抜け道として、他人が治した症例を借りて登録するということです。実際の審査は、1症例ですから、5年もすれば1症例くらい、仕上がりの良い症例はあると思います。その審査のみで、認定医を取得していくのです。ただし、中にはしっかり教育をされた先生方もいるのですが。ただ、この認定医制度は矯正治療の技能の最低のレベルですので、認定医を取った後、それからさらに精進していくことが前提です。しかし実際は、この認定医をとることで、満足し、ほとんどの人はこの認定医を水戸黄門の印籠のようにかざして、矯正治療を行っています。
 そうなると、患者さんが勉強して、先生を見抜いて行くしかないと思います。インターネットで検索すると分かると思いますが、北九州にはかなりの矯正の認定医をもった一般歯科医院があります。主に大学からアルバイトに来てもらっている歯科医院も多いと思います。これが問題です。
 私の医院はどこどこ大学から認定医の先生を派遣してもらっていますので、安心して治療を受けて下さいなどと言われるかもしれませんが、これが問題です。アルバイトと言うことは、先ず、治療に対して責任がないと言うことです。責任はその医院の院長ですので、やり放しは可能であるということ。アルバイトですから、都合が悪くなった時点で、他の先生に代わることがあり、治療方針も変わる可能性があり、ほとんどの場合、後からくる先生は自分の後輩で、若い先生であり、必ず腕が落ちると言うことです。
 これでは患者さんに良い治療を提供することは不可能です。
しかも悪いことに、若い先生が未熟な治療をしながら、アルバイトにより高いお金を受け取ると、絶対に技術は向上しないと言うことです。不幸なことに! 先生自身にとっても、患者さんにとっても良いことはありません。もっと患者さんも調べて、勉強をするべきだと思います。自分の事は自分で守らないといけない時代になってきました。美しい日本になるには、まだ50年はかかるのではないでしょうか。こころの美しい日本になってほしいですね。

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