2005/01/29 (土)
JBO認定医申請
|
|
|
皆さん、ご無沙汰しています。もう1月が終わってしまいますね。おおき矯正歯科では、今年のクリスマスまで残すところ11ヵ月を盛り上げる意味で、クリスマスソングをかけております。
さて、本題に入りますが、現在、矯正歯科医の認定医を様々な団体が輩出しています。一番、よく知られているのが日本矯正歯科学会が認定しているものです。会員数がほぼ6000名でかなり大きな団体です。しかし、その会員構成の内容は矯正単科開業医の割合は少なく、後は大学の歯科矯正学講座医局員と一般開業医からなっています。そしてその団体から送り出される認定医がクリアーするハードルの高さは100点満点の60点ぐらいでしょうか。確かに全く素人からすれば60点は及第点でしょうが、60点を目標にしていると、これを越えることが出来なくなってしまいます。矯正治療を行うのは人間ですので、常にどの患者さんにも100点満点をとれる保証はありません。しかし、出来るだけ高い点数をとる割合を高くすることが、矯正歯科医に必要な条件なのです。患者さんが安心して受診できるようになってほしいものですね。
昨年、日本矯正歯科協会(JIO)と言う法人団体ができました。これはもっと安心して矯正治療が受けられるような環境作りをしようと集まった矯正単科開業医の団体です。昨年の12月にこのJIOの第一回の認定医審査を行われました。11名の合格者がでました。この審査は100症例の中から5症例を審査委員が選出した上で、この症例に対して第三者を含む5名の審査委員で審査します。最後に各先生への面接が行われます。
実は私は今年の3月の第二回の認定医審査に申請しております。大学に25年の在籍中、500名以上の患者さんを診てきました。その患者さんのうち、資料が確実に残っているもの、仕上がりが良いものを100名選出する事は至難でありました。現在の私の技量は数年前のそれと比べて格段差があると思いました。患者さんにはほんとうに申し訳ないと思いますが、その当時はそれがベストな治療であったと思います。その中で、過去の中から100症例を集めることの難しさを感じました。もし、合格しなかったとしてもまったく恥ではないと思っております。現在のもっと上手くなろうと思う志が大切ではないかと考えます。落ちたときの布石!! 結果は乞う期待を!!
|
|
|
|