2004/05/06 (木)
中国からのメール。
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皆様、ゴールデンウィークは如何でしたか?休み明けはいつものように倦怠感がつきまとうと思っているのは私だけでしょうか?今朝、メールを開けると、私の患者さんであった、まだ30歳前の男性です。現在、中国の青島で日本と中国の架け橋となるように頑張って居られます。そのメールをすこし御紹介します。
”青島に来て二年が経ち、生活面では何の問題もありませんが、やはり言葉を学ぶということは本当に難しいことです。今は日本語も中国の学生に教えておりますので、おかげで言葉というものにとても敏感になりました。教えるということは教えられるということに繋がります。先日、韓国人の友人が事務室で、「生活方面有問題」と先生に向かって言ったときに先生方は大笑いをしたそうです。彼は自分の家族とか生活面の問題から情緒不安定であるということを伝えたかったらしいのですが、この表現
は奥さんのほかに大勢のガールフレンドがいて、その対処に困っているということを意味するらしいのです。文化の違いは言葉にも及びます。
五年前は気にもしなかった、庭にある花や植物、澄んだ夜の空に光り輝く星を眺めるのが好きになりました。歩いている人々の姿や、町の変化、気温の変化にも敏感になりました。今まで閉ざされていた感覚が中国で開放されていくのを感じます。この感覚はこれからも一生大事にしていきたいとおもっています。ようやく、やっとのことで私の人生も徐々に面白くなってきました。生きていてよかった、この世にうまれてよかったと心からおもいます。”彼からのメールは以上です。
日本人は多くの情報のなかで、忙しく動き回って本当の自分を見失っているような気がします。長い人生、焦らず、すこしペースを落として、生きている事の本当の意味をもう一度考えて見ることも必要かもしれません。みなさんどうですか? |
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