2004/05/28 (金)
プロ中のプロ
|
|
|
今年の年始め、イチローとヤンキーズの松井との新春対談があって話がその時、松井選手からイチローへの質問がありました。”どうしてイチローさんのバットはそんなに細いのですか””バットは大きい方がボールに当たりやすいのでは”と、するとイチローは”そんなことはないよ!だってバットに当たる場所はボールの広さだけあればいいのだから”と言い切っていました。確かに納得、でも素人の私たちはやはりバットは大きい方がいいよな!なんて考えていました。
すると先日、テレビ番組でMLBマリナーズのイチローの話があって、解説者がイチローのバットが細い理由を話していました。普通のバットの太さであれば確かにバットの芯を外してもボールがバットに当たって前に飛んで行きます。しかし、芯を外すためヒットにはならず凡打に終わることが多いのです。しかしイチローのバットのように細いバットだと、芯を外しても太いバットでは当たって前に飛んでいたボールがファウルになり、次にまだヒットを打てる可能性が残るということです。これを聞いたとき目から鱗でした。イチローという人はなんと言う人なんだと!これほどまで野球を突き詰めて考えているのか!プロ中のプロだと確信しました。常に今ある自分を越えた姿を頭に思い浮かべて野球をやっているのだと。最近やっと野球が好きになってきましたとも言っていました。ここまで行かないと本当に野球が好きだと言えないのか。イチローを野球職人と言って良いのか分かりませんが、私も歯科医と言うより矯正職人と言えるようになるのかどうかは今後の私の努力に関わって来るようです。 |
|
|
|